こんにちは。
札幌市西区八軒の歯科医院『八軒みらい歯科』の院長 直江です。
今回は歯周病ついてお話したいと思います。
▍歯周病とは
歯周病は、30代以上の3人に2人が罹患していると言われており、口腔内の疾患の中でも非常に一般的なものの一つで、歯と歯ぐきなど、その周囲の組織に影響を及ぼす疾患です。
「世界で最も一般にまん延している感染症」としてギネス世界記録にも認定されています。
歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯茎の炎症から始まり、進行すると歯を支える骨組織にも影響を及ぼすことがあります。
歯垢(プラーク)と歯石(タータル)、タバコ、不規則な食習慣、ストレスなどが歯周病を進行させる主な原因となります。
▍歯周病によって起こる症状
歯周病の初期症状は、比較的軽度で、歯ぐきの腫れや出血、口臭などが挙げられます。
これらの症状は軽視されがちですが、進行すると歯ぐきや歯を支える骨が溶けてしまいます。
また、口腔内の感染が全身に広がり、炎症性疾患や心臓病、糖尿病などの全身疾患との関連が指摘されています。
▍歯周病は歯を失う原因第1位!
歯周病は、歯を失う原因の第1位です。
進行した歯周病によって、歯を支える骨が溶けてしまうので、歯が安定しなくなり、最終的には歯を失うことにつながります。
歯を失うことは、食事や発音などの日常生活に大きな影響を及ぼすだけでなく、見た目や、将来的な医療費の増大にも繋がります。
▍歯周病による全身疾患のリスク
歯周病は口腔内だけでなく、全身疾患との関連も指摘されています。
歯周病の細菌感染が全身に広がることで、炎症性物質が放出され、血管内に入り込むことがあります。
これが血管内炎症を引き起こし、心臓病や脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞、動脈硬化などの心血管疾患、糖尿病などの全身的な疾患のリスクを増大させる要因といわれています。
また、ほかにも認知症、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症、早産、低体重児出産などのリスクとの関連性も指摘されています。
▍歯周病を防ぐにはどうしたら良い?
歯周病を防ぐためには、まずは日常のセルフケア、生活習慣の改善が重要です。
正しい歯みがき、デンタルフロス、歯間ブラシを使って、口内環境を健康に保ちましょう。
歯磨き: 歯を磨く際には、歯ブラシを使って歯垢をしっかり取り除き、歯石が溜まらないように注意しましょう。
歯間清掃: 歯間に詰まった食べ物や歯垢を除去するために、歯間ブラシやデンタルフロスを使用しましょう。
口腔内の健康維持: 健康的な食事習慣やタバコの禁煙など、口腔内の健康をサポートする生活習慣を心がけましょう。
次にできることは定期メンテナンスを受けることによるプロケアです。
定期的な通院によって歯科医師、歯科衛生士のメンテナンスを受け、歯磨きの仕方などのアドバイスをもらいましょう。
また、定期メンテナンスは、むし歯や歯周病の早期発見にもなります
▍歯周病を防ぐにはセルフケア&プロケア!定期的なメンテナンスを!
歯周病を予防し、早期発見するためには、自身でのセルフケアと定期的な通院のプロケアがかかせません。
歯周病は全身疾患との関連が指摘されている、一般的な疾病です。
口内環境を健康に保ち、一生自分の歯で食べられる。そんな状態を目指していきましょう!
八軒みらい歯科では、小児歯科、歯周病予防、歯周病治療、むし歯治療、審美歯科、ホワイトニング、矯正歯科(ワイヤー矯正、マウスピース矯正)など、様々な歯科疾患の予防、治療に力を入れています。
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