「歯を抜いて終わり」にならないために知っておくこと
- 4月20日
- 読了時間: 4分
こんにちは。札幌市西区八軒の歯科医院『八軒みらい歯科』の院長 直江です。
虫歯や歯周病が進行し、残念ながら歯を抜かなければならないケースもあります。
その際、「抜いたらそれで終わり」と思われている方も少なくありません。
しかし実際には、歯を抜いた後の対応こそが、お口の健康を大きく左右します。
歯を失ったまま放置してしまうと、周囲の歯や噛み合わせにさまざまな影響が出てくるためです。
今回は、歯を抜いた後に起こる変化と、その後の選択肢について分かりやすく解説します。
抜歯後に何もしないと隣の歯がずれ始める
歯はそれぞれが支え合うように並んでいます。
そのため、1本でも歯がなくなると、周囲の歯は少しずつ動き始めます。
抜いた部分の隣の歯は、空いたスペースに向かって傾いていきます。
さらに、噛み合っていた反対側の歯が伸びてくることもあります。
このような変化が起こると、噛み合わせのバランスが崩れ、食事がしづらくなったり、特定の歯に負担が集中したりすることがあります。
最初は小さな変化でも、時間が経つにつれて歯並びや噛み合わせに大きな影響を与える可能性があります。
そのため、歯を抜いた後は「どう補うか」を考えることがとても大切です。

放置すると起こる連鎖的なトラブル
歯を失った部分をそのままにしておくと、単に歯並びが変わるだけではありません。
噛み合わせのバランスが崩れることで、他の歯にも負担がかかりやすくなります。
例えば、特定の歯だけで噛むようになると、その歯が早くすり減ったり、割れたりするリスクが高まります。
また、歯と歯の間に食べ物が詰まりやすくなり、虫歯や歯周病の原因になることもあります。
さらに、噛む力が偏ることで顎関節に負担がかかり、顎の違和感や痛みにつながることもあります。
このように、1本の歯を失ったことがきっかけとなり、周囲の歯や噛み合わせに連鎖的なトラブルが起こる可能性があります。
だからこそ、抜歯後はそのまま放置せず、適切な方法で歯を補うことが重要になります。

抜歯後の主な選択肢とそれぞれの特徴
歯を抜いた後の治療には、基本的に3つの選択肢があります。
それが「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」です。
まず入れ歯は、周囲の歯を削らずに歯を補えることが大きなメリットです。
外科的な手術も必要ないため、比較的負担が少ない方法といえます。
ただし、固定式ではないため噛む力が弱くなりやすく、取り外しの手間があるなどのデメリットもあります。
次にブリッジは、抜いた歯の両隣の歯を支えにして人工の歯を固定する方法です。
固定式のため違和感が少なく、比較的しっかり噛めるのが特徴です。
ただし、支えとなる歯を削る必要があるため、健康な歯に負担がかかることがあります。
そしてインプラントは、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に歯を作る方法です。
周囲の歯を削らずに済み、自分の歯に近い噛む力を回復できる点が大きなメリットです。
一方で、外科処置が必要であり、費用も1本あたり35万円以上になることが多いなど、費用面の負担がデメリットとして挙げられます。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、どれが最適かはお口の状態や生活スタイルによって変わります。
歯を抜くことになったとき、「もう終わり」と感じてしまう方もいるかもしれません。
しかし実際には、抜歯後の治療こそが重要なステップになります。
歯を失ったまま放置してしまうと、歯並びや噛み合わせに影響が出て、他の歯の寿命まで短くしてしまう可能性があります。
そのため、入れ歯・ブリッジ・インプラントといった選択肢の中から、ご自身に合った方法を検討することが大切です。

八軒みらい歯科では、小児歯科、歯周病予防、歯周病治療、虫歯治療、審美歯科、ホワイトニング、矯正歯科(ワイヤー矯正、マウスピース矯正)など、様々な歯科疾患の予防、治療に力を入れています。
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