「口元のたるみ」は歯が原因かも?
- _管理 八軒みらい歯科
- 8月11日
- 読了時間: 4分
こんにちは。札幌市西区八軒の歯科医院『八軒みらい歯科』の院長 直江です。
年齢を重ねるにつれて「ほうれい線が目立ってきた」「フェイスラインがぼやけてきた」と感じる方は多いのではないでしょうか。
こうした「たるみ」の原因は、皮膚の老化や筋肉の衰えといった要因だけではありません。
実は「噛む力の低下」や「歯のトラブル」も口元のたるみに大きく関係しています。
今回は、噛む機能と輪郭の関係、そして口元の若々しさを保つための方法について、歯科的な視点からわかりやすくご紹介します。
噛む力の低下と輪郭の関係
噛む力は、単に食事をするためのものと思われがちですが、実は顔の筋肉や骨格を支える上でとても重要な役割を果たしています。
特に、頬や口の周りには「咀嚼筋(そしゃくきん)」と呼ばれる筋肉が集中しており、噛むことでこれらの筋肉が刺激され、フェイスラインを内側から引き上げる力を生み出しています。
しかし、歯を失ったまま放置していたり、入れ歯が合わないまま使っていたりすると、噛む力が弱まり、筋肉が使われなくなります。
それにより、頬や口角の筋肉が緩んでしまい、ほうれい線が深くなる・口角が下がる・フェイスラインがぼやけるようなたるみが現れてしまうのです。
さらに、歯が抜けたことで噛み合わせの高さが低くなると、下顔面の骨格バランスが崩れ、顎が縮んだような印象になることもあります。
このような変化が進むと、見た目の年齢が実年齢以上に感じられてしまう場合も少なくありません。
また、咀嚼刺激が不足すると顎の骨(特に下顎骨)の「骨吸収」が起こりやすくなり、骨格自体が痩せていく原因にもなります。
歯を失うと老け顔になるということは、こうした構造的な変化によるものなのです。

若々しさを保つ方法
口元のたるみを防ぎ、若々しさを保つにはどうすればいいのでしょうか。
ポイントは、噛める環境を整え、咀嚼機能をしっかり維持することです。
1. 噛める歯を確保する
歯を失っている場合は、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどで機能を補いましょう。
特に奥歯は噛む力に直結するため、放置せず早めの対処が必要です。
歯が揃うことで咀嚼効率が上がり、顔全体の筋肉や骨への刺激も復活します。
2. 噛み合わせを整える
咬み合わせが乱れていると、一部の筋肉ばかり使われたり、顎の関節に負担がかかったりして、筋肉のバランスが崩れてしまいます。
歯科医院では、咬合検査やナイトガード(マウスピース)などによって、全体のバランスを見ながら調整することが可能です。
3. 咀嚼筋・表情筋をトレーニングする
口元の筋肉は、日常生活で意識的に鍛えられます。
硬めの食材(例:切り干し大根、れんこん、玄米)をしっかり噛む習慣をつける
「い・う・い・う」と口を大きく開け閉めする表情筋体操を1日3セット行う
舌を上顎につけて押し上げる“舌圧トレーニング”もおすすめ
これらは、食べる力だけでなく、口角のリフトアップやほうれい線の改善にも効果が期待できます。
4. 含嗽剤を活用し口腔環境を清潔に
口腔内の健康が保たれていないと、炎症や歯周病の悪化によってさらに咀嚼力が落ちる原因になります。
ブラッシングに加えて、抗菌作用のある含嗽剤(うがい薬)を日常的に使うことで、歯茎の健康を保ち、口元の筋肉の土台を守ることにもつながります。
「たるみ=肌の問題」と思いがちですが、実は歯や噛む力の変化が、顔の印象を大きく左右する要因になっています。
噛む力の低下は、筋肉と骨を支えられなくなる
歯を失うと顔の輪郭が変わり、老けた印象に
噛める環境+表情筋の刺激が若々しさを保つカギ
年齢に負けない口元を保つには、「食べる力」を意識したケアが欠かせません。
気になる方はぜひ、歯科医院で噛み合わせや口腔機能のチェックを受けてみてください。
歯の健康は、見た目の若さと自信にもつながります。

八軒みらい歯科では、小児歯科、歯周病予防、歯周病治療、むし歯治療、審美歯科、ホワイトニング、矯正歯科(ワイヤー矯正、マウスピース矯正)など、様々な歯科疾患の予防、治療に力を入れています。
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