歯のクリーニングはどのくらいの頻度で行くべき?
- _管理 八軒みらい歯科
- 21 分前
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こんにちは。
札幌市西区八軒の歯科医院『八軒みらい歯科』の院長 直江です。
「歯のクリーニングって、どのくらいの頻度で行くのが正しいの?」
「痛みもないし、しばらく行かなくても大丈夫?」
患者さんからよくいただく質問です。
歯のクリーニングは、見た目を綺麗にするものではなく、歯周病や虫歯を予防するために欠かせない処置です。
今回は、適切な通院サイクルについてわかりやすく解説します。
歯石は3か月ほどで付着しはじめる
歯周病の原因となる歯垢(プラーク)は、歯の表面や歯周ポケットに付着し、やがて唾液中のカルシウムやリン酸と結びついて石のように硬くなります。
これが「歯石」です。
一度、歯石になると歯ブラシでは落とせず、歯科医院での専用器具による除去が必要です。
研究によると、歯石は2〜3か月ほどで付着しはじめることがわかっており、これが「3か月ごとのクリーニングが目安」とされる根拠になっています。
初期の歯周病は痛みや腫れといった自覚症状がほとんどありません。
気づかないうちに歯茎の炎症や歯槽骨の吸収が進み、ある日突然「歯が揺れる」「歯茎から膿が出る」といったトラブルになることも少なくありません。
だからこそ「痛くないから大丈夫」と油断せず、定期的なプロのケアで予防を重ねることが大切です。

生活習慣やリスクに応じて調整が必要
ただし「3か月」というのはあくまで平均的な目安にすぎません。
実際には、生活習慣やお口の状態によって適切な間隔は変わります。
たとえば、
· 甘いものや間食が多い方
· 毎日の歯磨きが不十分な方
· 喫煙習慣のある方
こうした方は、虫歯や歯周病のリスクが高いため、2か月ごとのケアが安心です。
一方で、歯磨き習慣がしっかりしていて、歯茎の状態も安定している方であれば、4か月ごとでも大きな問題がない場合もあります。
また、歯のクリーニングは見た目にも効果があります。着色(ステイン)の除去や口臭予防にもつながるため、エチケットの観点からも定期的な通院はおすすめです。
歯科医院では歯茎の検査や歯周ポケットの深さを測定し、一人ひとりに合った通院サイクルを提案しています。
「私はどのくらいの頻度が良いのかな?」と感じたら、ぜひご相談ください。

歯周病や全身疾患がある人は短めのサイクルが望ましい
既に歯周病が進行している方や、過去に歯を失った経験のある方は、さらに短いサイクルでの管理が必要です。
· 歯周ポケットが深い
· 歯肉から出血がある
· 歯が揺れている
このような症状がある場合は、1〜2か月ごとの来院が望ましいです。
残存している歯が少ない方は、特にリスクが高く、残された歯を守ることが非常に重要です。
そのため、毎月のクリーニングを徹底し、歯周病や虫歯の再発予防が、歯を失うリスクを少しでも減らすために欠かせません。
歯の本数が減ると、噛み合わせや咀嚼機能にも大きな影響が出てしまうため、残った歯を一本でも多く守ることが、健康寿命の延伸につながります。
糖尿病をお持ちの方や喫煙者の方は、歯周病の進行が健常者よりも早い傾向にあります。
こうしたリスク因子を抱えている方は「3か月ごと」では間隔が長すぎる場合があり、短期サイクルでのメンテナンスが推奨されます。
「定期的な予防ケアは、10年後・20年後の笑顔を守るための投資」と考えていただくと良いでしょう。

「まだ大丈夫」と思っている方も、ぜひ一度クリーニングを検討してみてください。
定期的な予防が、10年後・20年後の健康な笑顔につながります。
八軒みらい歯科では、小児歯科、歯周病予防、歯周病治療、虫歯治療、審美歯科、ホワイトニング、矯正歯科(ワイヤー矯正、マウスピース矯正)など、様々な歯科疾患の予防、治療に力を入れています。
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