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お口の中の善玉菌

  • 執筆者の写真: _管理 八軒みらい歯科
    _管理 八軒みらい歯科
  • 10月20日
  • 読了時間: 4分

こんにちは。札幌市西区八軒の歯科医院『八軒みらい歯科』の院長 直江です。


「歯磨きをしっかりしているのに虫歯になりやすい」 「口臭が気になるけれど、原因がよくわからない」 「体調と口の健康って関係あるの?」


そんな疑問を持ったことはありませんか?


実は、お口の中には「善玉菌」と呼ばれる細菌が存在しており、この善玉菌が口内環境のバランスを保つ大切な役割を果たしています。


今回は「お口の中の善玉菌」について、わかりやすく解説します。

 

善玉菌とは?お口の健康を守る働き


人の口の中には数百種類以上の細菌が住みついているといわれています。


そのなかには、虫歯や歯周病の原因となる「悪玉菌」だけでなく、口内環境を守る「善玉菌」も存在します。


代表的な善玉菌には「乳酸菌」や「ストレプトコッカス・サリバリウス」などがあり、これらは以下のような働きをしています。

  • 悪玉菌の増殖を抑える

  • 酸や毒素を中和して口内環境を整える

  • 口臭の原因物質を減らす

  • 免疫機能をサポートし、全身の健康にも関与する

善玉菌がしっかり働いている状態では、口の中は「中性」に近いバランスが保たれ、虫歯や歯周病になりにくい環境が維持されます。


逆に善玉菌が減って悪玉菌が優勢になると、プラークや歯石が増え、炎症や感染が起こりやすくなります。


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善玉菌が減ってしまう原因とは?


現代の生活習慣の中には、善玉菌の働きを妨げてしまう要因がいくつもあります。


たとえば

  • 抗菌剤や強い殺菌剤の多用


    マウスウォッシュの過度な使用や抗生物質の長期服用は、悪玉菌だけでなく善玉菌も減らしてしまうことがあります。

  • 食生活の乱れ


    砂糖を多く含む食品や柔らかい加工食品ばかりを摂っていると、悪玉菌が優位になりやすい環境になります。

  • ストレスや睡眠不足


    体の免疫機能が落ちることで、善玉菌のバランスが崩れやすくなります。

  • 口呼吸の習慣


    口呼吸を続けると口腔内が乾燥し、唾液の自浄作用が弱まるため、悪玉菌が繁殖しやすくなります。


こうした要因が重なると、善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れ、「歯磨きをしているのに虫歯ができる」「歯周病がなかなか改善しない」といった状況につながってしまうのです。


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善玉菌を守る生活習慣と歯科でのサポート


お口の善玉菌を育てるためには、日常の習慣と歯科での専門的なケアの両方が大切です。


生活習慣では、よく噛んで食べることが基本です。咀嚼によって唾液が分泌され、善玉菌が活動しやすい環境が整います。


ヨーグルトや納豆といった発酵食品は乳酸菌を含み、口内と腸内の菌バランスをサポートします。


睡眠・栄養・ストレス管理を含めた規則正しい生活や、口呼吸を減らして鼻呼吸を意識することも、善玉菌を守るために有効です。


一方、歯科医院では歯石やバイオフィルムを取り除くクリーニングが欠かせません。


口腔筋機能療法(MFT)による舌や唇の使い方の改善は、口呼吸の是正や口腔環境の改善に役立ちます。


近年は善玉菌を補うサプリメントやタブレットといったプロバイオティクスの応用も注目されています。


善玉菌は日々の習慣と専門的なサポートによってこそ力を発揮します。


「きちんと歯磨きしているのに虫歯や歯周病になりやすい」と感じる方は、菌のバランスが崩れている可能性があります。

 

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八軒みらい歯科では、小児歯科、歯周病予防、歯周病治療、虫歯治療、審美歯科、ホワイトニング、矯正歯科(ワイヤー矯正、マウスピース矯正)など、様々な歯科疾患の予防、治療に力を入れています。

 

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