知覚過敏の原因や治療法について
- _管理 八軒みらい歯科
- 12 分前
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こんにちは。札幌市西区八軒の歯科医院『八軒みらい歯科』の院長、直江です。
「冷たい飲み物がしみる」 「歯ブラシが当たるとズキッとする」
そんな経験をしたことはありませんか?
それは、もしかすると「知覚過敏」かもしれません。
一時的な痛みと思って放置してしまう方も多いですが、知覚過敏は歯の構造や噛み合わせに関係しており、悪化すると歯の健康を損なう恐れがあります。
今回は、知覚過敏の原因と治療法、そして日常でできるケアについて詳しくご紹介します。
知覚過敏とは?
知覚過敏とは、歯の表面を覆う「エナメル質」や歯茎の下の「セメント質」がすり減ったり下がったりして、内側の「象牙質」が露出することで起こる症状です。
象牙質の中には「象牙細管」という無数の細い管が通っており、その先には神経があります。
通常はエナメル質や歯茎が外からの刺激を守ってくれますが、象牙質が剥き出しになると、冷たいものや熱いもの、歯ブラシの刺激が直接神経に伝わり「キーン」と一瞬、染みるような痛みが走ります。
虫歯のように長く続く痛みではなく、一時的な刺激に反応することが知覚過敏の特徴です。

知覚過敏の主な原因
知覚過敏が起こる背景には、いくつかの生活習慣や口腔環境の変化が関係しています。
特に多いのが、歯ぎしりや食いしばりです。
無意識に強い力で噛みしめることで歯の表面が摩耗し、エナメル質が薄くなって象牙質が露出してしまいます。
特に睡眠中の歯ぎしりは自覚しづらく、知らないうちに歯に負担をかけていることもあります。
また歯ブラシの力の入れすぎも原因のひとつです。
「しっかり磨こう」と思うあまり強く擦ってしまうと、歯や歯茎が少しずつ削られ、歯茎が下がって歯の根元が露出します。
この部分にはエナメル質がないため、刺激に弱いのです。
歯周病の進行も重要です。
歯を支える骨や歯茎が下がると、歯の根がむき出しになり、冷たい水や歯ブラシの刺激を感じやすくなります。
そのほか、酸性の飲み物を頻繁にとること(酸蝕症)も原因の一つです。
炭酸飲料やスポーツドリンクなどの酸が歯の表面を溶かし、エナメル質を薄くしてしまうのです。
ホワイトニング直後に一時的な知覚過敏が起こることもありますが、これは薬剤が歯の表面を一時的に変化させるためで、数日で落ち着くことがほとんどです。

知覚過敏の治療法
知覚過敏の治療は、原因と症状の程度に応じて行います。
軽度の場合は、歯科で知覚過敏抑制剤を歯の表面に塗布する方法があります。
これは象牙質の細い管を封鎖し、刺激が神経に伝わるのを防ぐ薬です。
1〜2回の処置で改善することも多く、最も一般的な治療法です。
象牙質が大きく露出している場合は、レジン(樹脂)でのコーティングを行うこともあります。
歯の表面を薄く覆うことで刺激を遮断し、見た目も自然に仕上がります。
また歯ぎしりや食いしばりが原因と考えられる場合は、就寝中に装着するマウスピース(ナイトガード)を使って歯への負担を減らします。
これにより歯の摩耗を防ぎ、再発予防にもつながります。
歯周病が原因であれば、歯石除去や歯茎の治療を行い、歯の根元の露出を防ぐことが重要です。
ブラッシング指導を受け、優しく正しい力で磨く習慣を身につけましょう。

日常でできる予防とセルフケア
知覚過敏は、日常のちょっとした心がけで予防することができます。
歯磨きは力を入れすぎず、やわらかめのブラシで丁寧に行いましょう。
歯磨き粉は知覚過敏用のものを選ぶと効果的です。
また炭酸飲料やお酢などの酸性食品を頻繁にとりすぎないようにし、飲んだあとは水で軽くすすぐ習慣をつけると良いでしょう。
ストレスや睡眠不足が続くと歯ぎしりが悪化しやすいため、リラックスできる時間をとることも大切です。

八軒みらい歯科では、小児歯科、歯周病予防、歯周病治療、虫歯治療、審美歯科、ホワイトニング、矯正歯科(ワイヤー矯正、マウスピース矯正)など、様々な歯科疾患の予防、治療に力を入れています。
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